ソ連崩壊とEU崩壊

http://www.worldtimes.co.jp/wtop/paper/html_fr11/sr110826.html

<世界日報からの転載です。

<転載開始

モスクワ・タイムズ(ロシア) 2011年8月24日

ソ連崩壊とEU崩壊

 ロシアがソ連崩壊20周年を迎えているとき、西側では欧州連合(EU)崩壊の可能性について真剣な議論が始まりつつある。ソ連崩壊のときと同様に、多くの政治家たちがEUを救おうとすればするほど、EUが生き残れる可能性は遠のいていく。

 EUは、まさに欧州を統合し強化するはずだった統一通貨制度によって、崩壊の危機に立たされている。2000年代初め、多くの経済学者は、異なった経済と国民性を持つ国々を一つの金融制度に統合しようとしても、団結が強まるどころか、紛争が多発するだけだと主張した。またユーロは、(1)開発の遅れた南欧州でインフレを引き起こし、疫病のように北に広がるだろう(2)緊縮財政とユーロ・レートの安定を目指した財政政策は、ギリシャ、スペイン、ポルトガルの経済を窒息させるだろう─といった指摘もなされた。

 残念ながら、こうした予測は的中した。統一金融制度は、資本を最も経済力の強いドイツに集中させる一方で、経済力の弱い国々は恒常的な資金不足に悩まされ、借り入れがどんどん増えて破産寸前まで追い詰められた。

 経済力の弱い国々は、EU内部での地位を改善しようと、どのような政治的手段にも訴える誘惑に駆られる。これはソ連崩壊の重要な要因であり、EUにも同じような効果を及ぼす可能性がある。

 ドイツとフランスが危機克服のための手段として財政統合の強化を提案していることは、政治家たちが最近の危機から何も学んでいないことを証明しているだけである。

 EUを旧ソ連と比較してみるのは興味深い。いろいろな意味で、EUは旧ソ連ほど統合されていない。ソ連では、社会も文化も経済体制もより均質であったが、市場改革の圧力の中で、それぞれ民族が異なる共和国は急速に分裂した。

 歴史的に見ると、市場の力が社会の諸グループを分裂させてきた。ブリュッセルは、好景気の間は何とかこうした対立するグループをまとめられたが、不況の中で状況は大きく悪化した。

 残念ながら欧州の指導者たちは、問題を把握して最近の政策の否定的な影響を是正するための制度改革を行うのではなく、失敗したアイデアをさらに懸命になって実施しようとしている。その結果は破滅的なものとなるだろう。

 ソ連憲法は共和国に離脱を認めていたが、EU憲法は同じような権利を認めていない。このことは、もしEUが分解し始めたら、ソ連の崩壊よりずっと大きな混乱と無秩序に陥るであろうことを意味している。

本日のボーカロイド

【鏡音リン】炉心融解【オリジナル】

http://www.youtube.com/watch?v=CS-mPtF7yDY

初音ミクLAライブ曲目から今日はその11曲目、「鏡音リン」のオリジナル曲「炉心融解」で動画は2010年3月東京ライブです。原動画は2009年8月アップ、ミリオンアクセス達成(ニコ動3,285,299)、作詞:kuma氏、作曲:iroha氏です。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。