三峡ダムの大変形は偽情報である(3)

「三峡ダムの大変形は偽情報」の3回目です。前回は、三峡ダム(以後、同ダムと言う)は重力式コンクリートダムであり、グーグルアース映像のように大変形は起こらないことを述べました。

しかし、同ダムは中国が建設したダムであり、中華仕様らしく、同ダムの崩壊の危険が語られ、問題山積みしているが、以下にそれらを整理すると。①同ダムは洪水調節機能がなくダム下流で洪水が頻発、②都市下水が不整備で巨大なダム湖は富栄養化している、③ダム堆砂の進行が早くダムの寿命が短い、④ダムコンクリートの品質が劣悪でダム本体にクラックや気泡、漏水も生じている、等である。

これ等のうち今日は最も重要な④に触れるが、本稿の第一回で「中国は現代文明の国ではなく現代科学技術は扱えないので危険」と述べたように、この巨大ダムでも誠に愚かな失敗をしており、ダムの生命であるコンクリートは劣悪、だから次章で述べるごとく、

三峡ダムは将来ダム決壊の恐れがあり、即刻に同ダムは破壊すべきである。

7.三峡ダムのダムコンクリートは劣悪

同ダムの形式である「重力式コンクリートダム」とは健全な岩盤の上に良質なコンクリートを打設することだが、どうも同ダムは有ってはならないダム本体の亀裂や漏水が発生している「不良ダム」であり、流石に中華製らしいダムなのであり、「ダムコンクリートの品質」について見てゆく。

しかし同ダムの問題点を指摘した情報は極度に少ない。

(1)三峡ダムの劣悪な施工

同ダムが如何に劣悪な施工をしたのか、半永久でもし決壊すれば甚大な被害を与える重大な構造物であるにも関わらず、信じられない事を中華はやっている。有ってはならない多数のクラックや漏水が見られ、このまま放置はできない。以下にそれを指摘した2つの報道を見る。

報道1:「日本ニュース24時間」さんの記事「中国の三峡ダムが決壊の恐れ!? 基礎部分が変形してる?大丈夫な」の抜粋を以下に示す。

三峡ダムは、中国政府が「百年の大計」として鳴り物入りで建設した世界最大のダム。1993年に着工、16年の歳月と総工費2000億元(現在の為替で約3.1兆円)をかけて2009年に完成した。

しかし、2003年、湛水開始前に中国国務院の技術者らがダムを検収調査した際、ダムの表面に80カ所以上のひび割れを見つけた。2008年の調査でも地盤の変形などが合計5286カ所見つかったほか、ダムの構造物や防水壁にも約1万カ所の亀裂が発見された。こうした事態を受けて建設関係者は突貫工事で修理を急ぎ、予定通り、2009年に竣工したとされる。

報道2:「現代ビジネス」さんの記事「中国「世界最大ダム」の崩壊リスク…当局説明を信じ切れない人々」の「不良工事の可能性」から下記に抜粋する。

劣悪な工事

工事の要求品質が高く、施工の難度も大きかったので、工事品質と工期を保証するために、ダムへのコンクリート流し込みにはタワークレーンによるコンクリートの連続流し込みを主体とする総合施工技術を採用したとある。

中国ダム専門家の指摘

中国国内で大きな話題となっている三峡ダムの崩壊可能性について、その王維洛氏がかつて語った内容を取りまとめると以下の通り。

(1)三峡ダムには洪水防止の機能はない。1989年6月4日に起こった天安門事件の後で、当時、中国共産党総書記であった江沢民は、人々を奮起させる目玉事業として三峡ダム建設計画を強引に推進し、中国共産党宣伝部に命じて嘘八百を並べ立てた。すなわち、2003年には「三峡ダムは“固若金湯(守りが非常に堅固)”で、1万年に1度の洪水を食い止めることができる」、2007年には「1000年に1度の洪水を防げる」、2008年には「100年に1度の洪水を食い止める」、2010年には「20年に1度の洪水を防げる」。このように、1万年に1度の大洪水を食い止めるはずだったものが、いつのまにか20年に1度の小洪水に縮小された。

(2)三峡ダムの工期は17年間にも及んだが、前期工程の施工品質は非常に劣り、三峡ダムの右岸部分や基礎の下部には空洞が比較的多い。これらの空洞はコンクリートを流し込んだ時にできたもので、当時コンクリートの攪拌や温度処理が十分でなかったために、熱膨張と冷収縮によって堤体の中に空洞が形成された。この空洞部分は後々にひび割れとなり、それが漏水を引き起こす。三峡ダムではすでに漏水が発生しており、その状況が深刻になればダムの廃棄を考える必要がある

報道2の見出しは私が振りました。

湛水開始前からダム本体にクラックが発生、日本のダムでは絶対ありえない。劣悪なコンクリートの打設や継ぎ目ブロックが大きすぎる等が考えられる。前稿で1ブロックは10m程度(同ダムは不明、私が経験したダムのかなり昔の記憶では6~7m?)としたが、ブロックが大きいとコンクリート硬化時の収縮によるクラックが発生する。

クラックを入れる事自体が失敗工事で、なぜ施工前にコンクリート打設実験等をして打設ブロックの大きさ、コンクリートの品質、等を決めなかったのか。

ダムコンクリートに流し込み工法は厳禁

報道2「劣悪な工事」に「コンクリート流し込み工法」とあるが、ダム本体にこれは厳禁である。何故なら低品位コンクリートしか打設できないのでこれがクラック発生の大きな要因だろう。

さすが中華仕様で恥ずべき行為、コンクリートダムで「流し込み工法」など聞いたこともない。

コンクリートダムではクラックを発生させてはならない。その為に皆苦労して慎重にカチンカチンの生コンを生産しバケットで運搬しコンクリートを打設しているのだ。これは以下に述べる。

クラックを入れた時点で三峡ダムは失敗作、漏水まで発生しており、ダム決壊の可能性があり即刻に破壊すべきである。

三峡ダムは発電専用ダムで洪水調節機能はない

「中国ダム専門家の指摘」(1)で同ダムは洪水調節機能は全く無い「流れ込み式ダム」で発電専用である。だから、下流域の渇水や洪水被害は防げない。これは後に述べる。

以上のように三峡ダムは中華の失敗作だが、本格的ダムコンクリートの施工は如何であるか、日本のダム工事の例を簡単に紹介する。

(2)日本のコンクリートダムの施工例

土木学会論文集(1991年3月)「走行式タワークレーンによるダムコンクリート打設システムの検討」これは福岡県犬鳴ダムの施工例である。

コンクリートバケット
ダムコンクリートは強度と耐久性を上げるため、水セメント比は最低、骨材の最大粒径は150mm程(サッカーボールより少し小さい)、こんなコンクリートは「三峡ダムで行った流し込み工法」では施工不可能。右図はその生コンを運搬する巨大バケットである。

そして下図がそのコンクリート運搬設備概要図です。バッチャープラントで生コンを製造、走行式タワークレーンとバケットで運搬、そししコンクリートを打設、この生コンは極度に流動性がないので、床に生コンをバケットでぶちまけると、正三角形が出来上がります。

コンクリート運搬設備概要図

(3)三峡ダムは失敗作、即刻に破壊すべし

前稿でダムの滑動に対する抵抗力は充分と述べたが、転倒に対しては簡単に試算すると、そう余裕はない。まして打設コンクリートが劣悪でクラックや漏水があり、地盤の変形さえ見られるとなると(地盤が健全ならば変形など目視できない)、同ダムは失敗作、ダムが転倒する即ちダム決壊の恐れがあり、同ダムは即刻に破壊するのが正解であろう。

今日は以上で、続きます。

(記事一覧)
三峡ダムの大変形は偽情報である 目次
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愛知県在住、昭和15年生れ、本名:野村宏、愛知工業高校機械科卒、某エネルギー企業入社、万年平社員で定年退職、好きな分野は文明論、世界統治組織に興味を抱き陰謀論にトライ、【制作・研究等での主な参考書籍】馬野周二氏著書、太田龍氏著書、田村珠芳氏著書、ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表(アンドリュー・ヒッチコック著)、増田悦佐氏著書、竹内文書関係、エイリアンインタビュー(マチルダ・オードネル・マックエルロイによるインタビューと手記)。Twitter「明日に向かって」

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