奇跡の日本史 花づな列島

「欧米は夢の世界」というマインドコントロールはそろそろ脱却すべきであると、増田悦佐著「日本と世界を揺り動かす物凄いこと」(2014年、マガジンハウス文庫)は下記のようにある。

「欧米は夢の世界」というマインドコントロールはそろそろ脱却すべき

こういう議論を読むと、ほとんどの日本人読者は違和感を覚えるだろう。欧米は「自由」とか「平等」とかの高邁な理想が庶民にまで浸透している夢の社会だという宣伝扇動活動に完全に洗脳されているのだから、無理もない。だが、実態はとんでもない階級社会、不平等社会であって、おいしいところは知的エリートが全部持っていってしまう世界なのだ。

戦後70年以上たっても、欧米こそ理想郷であるとの日本の知識人やマスゴミの宣伝が効きすぎて抜き難い観念に定着し、若い人ほどその傾向が強いが、しかし増田悦佐氏(以後同氏という)は違うという。日本こそがその理想郷であると主張する。

奇跡の日本史
今日ご紹介するのは同氏の名著「奇跡の日本史」(2010年、PHP研究所、以下同書という)副題に「花づな列島の恵みを言祝ぐ(ことほぐ)」とあり、本稿のタイトルは同書からいただきました。

また同書の表紙には下記のようにあります。

「なぜわが国には奴隷制と宗教戦争がなかったのか?」

さらに同書の扉には下記のようにあります。

本書は隆盛にして強大な帝国の歴史なり
本書は勇敢にして不屈なる国民の記録なり
その人民は謙譲、勤勉、敦厚(とんこう)にして其のよれる地は最も天恵に富めり
(1727年に英訳出版されたエンゲルベルト・ケンペル著「日本史」に、翻訳者ショイヒッツァーが付けた序文より)

当然ですが、隆盛にして強大な帝国、勇敢にして不屈なる国民、人民は謙譲、勤勉、敦厚(とんこう)、其のよれる地は最も天恵に富めり、とあるのは日本のことであります。

ケンペル
エンゲルベルト・ケンペル(1651年 - 1716年)は、ドイツ北部レムゴー出身の医師、博物学者。ヨーロッパにおいて日本を初めて体系的に記述した『日本誌』の原著者として知られる。

ドイツのレムゴーに牧師の息子として生まれる。ドイツ三十年戦争で荒廃した時代に育ち、故郷やハーメルンのラテン語学校で学んだ後、さらにリューネブルク、リューベック、ダンツィヒで哲学、歴史、さまざまな古代や当代の言語を学ぶ。1681年にスウェーデンのウプサラのアカデミーに移る。スウェーデン国王がペルシアに派遣する使節団に医師兼秘書として随行、ケンペルの地球を半周する大旅行がはじまる。

オランダ東インド会社の船医として勤務した後、1690年(元禄3年)、オランダ商館付の医師として、約2年間出島に滞在した。1691年(元禄4年)と1692年(元禄5年)に連続して、江戸参府を経験し将軍・徳川綱吉にも謁見した。滞日中、オランダ語通訳・今村源右衛門の協力を得て精力的に資料を収集した。

1692年離日ヨーロッパに帰還した。オランダのライデン大学医学博士号を取得。故郷で医師として開業。大旅行の研究に取り掛る。1712年ペルシア中心の『廻国奇観』(Amoenitates Exoticae)と題する本の出版(日本の記述は一部のみ)。同時期に『日本誌』の草稿である「今日の日本」(Heutiges Japan)の執筆にも取り組んでいたが、1716年ケンペルはその出版を見ることなく死去した。

その後『日本誌』は1727年、遺稿を英語に訳させた医師スローンによりロンドンで出版された。

そして同書の「序文」には上記のケンペルの「日本史」を引用しながら下記のようにあります。これが今日の本題です。

はじめに

ひとことで言えば、自他ともに幸せになり、その社会を人間の望みうる理想のものとするには、日本を見ならうべきだということなのである。・・・・・もし自然が生活に必要なもの、すべてを与えたとしたら、その国は外国に頼ることなしに存在できるのである。これは大きな利点である。これによって他国より来る邪悪、放蕩、軽薄、戦争、変節などに乱されることなく、国内に大きな問題も起こらず、危急の場合、外国の攻撃から身を守ることができるのである。これこそ日本が他国よりすぐれている点である。
(著者の生前は出版されることのなかったケンペル著「日本史」の一節から。岩松睦夫「緑の大回廊──森が語る日本人へのメッセージ」1984年、東急エージェンシー)

花づな列島

英語にも雅語はある。たとえば、西洋諸国の中では例外的に緑豊かなアイルランド島のことをエメラルド・アイランドと呼んだり、台湾島のことをフルモーサと呼んだりしている。

花輪
それでは、日本列島のことを英語の雅語ではなんと呼ぶか、ご存じだろうか。フェストゥーン・アイランドと呼んでいる。花の茎をより合わせて編んだ花づなのように、優雅に弧を描いて連なる島々という意味だ。

この花づな列島は、たんに地理上のかたちが優雅であるばかりか、そこに住む人びとの営みも優雅だった。都市は城壁を備えて蛮族の侵入に身構えたりせず、王宮は金銀財宝を溜めこまず、大衆が自分の行きたいところに行き、住みたいところに住む権利はめったに抑制されなかった。

世界一幸福な歴史の日本人、でも彼らはそれを知らない

世界中見渡しても、こんなに優雅な文明を維持しながら、戦争や殺戮より平和な経済競争が優位を占める近代市民社会が成立するまで生き延びた国民は、ほかにない。ところが、これだけ幸福な星のもとに生まれた日本人が、自分たちはどんなに幸せな歴史を生きてきたのかということをほとんど知らない。

日本の知識人のお粗末さ

皮肉なことに、おそらく世界中の知識人の中で日本の知識人がいちばん、ヨーロッパ文明こそ善き文明であり、義(ただ)しき文明であるというデマ宣伝を信じこまされ、ヨーロッパの文物に対する抜きがたい劣等感にさいなまれている。おそらく、一度もヨーロッパ諸国の植民地にされたことがなく、ヨーロッパ文明の中からいいものだけを自分たちの意思で選択的に取り入れてきたからこそのヨーロッパ崇拝なのだろう。

だが、もうそろそろ真相に気がつくべき時期だ。

西洋文明の特徴

現在ヨーロッパ文明の最先端を行くアメリカは、ヨーロッパ人が築いた社会の中では例外的に大衆的な社会を十九世紀末までは育ててきた。だが、クルマ社会化してからは、西欧諸国以上にエリート主義的で、経済進歩の恩恵の大部分を一握りの知的エリートが独占する社会に変質していった。

世界では日本だけ

特異な才能に恵まれているわけでもない大衆が、犯罪も犯さずに人間らしい生活を維持するための収入を確保しつづける。この当たり前であるべきことが当たり前に実現しているのは、世界中で日本と北欧数カ国だけだ。しかも、北欧諸国では、国民の収入の半分以上、六~七割を国家が取り上げて再配分することでこの成果を達成している。国民の大部分が自由意志で働いて稼いだ収入で達成しているのは、日本だけだ。

ないない尽くしの日本の素晴らしさ

日本の歴史を見ていくと、諸外国であれば当然あったはずのものが日本にはなかったということが多い。しかも、なくてマイナスになるどころか、なくて本当に良かったというものばかりだ。この本では、日本の「なくて良かった」ものばかり集めて、「あった」ヨーロッパの悲惨で暴力的な歴史と対比していく。

「ないない尽くし」のすばらしさを、ごゆっくり味わっていただきたい。

上記の「花づな列島」以下の見出しは私が振りましたが、とにかく日本は世界から見ると本当に特殊のようで、それも幸福側に振れています。

以下、同書は古代ギリシャから現代までの世界と日本の歴史を比較していますが、読み進めていくと、如何にヨーロッパが悲惨な戦乱と殺戮の歴史であり、日本が如何に幸せな歴史であったかが実感でき、前者が地獄で後者は天国です。ヨーロッパが先進国であるのはここ2~3百年のことであり、それも彼らがアジアやアフリカ等から略奪した結果である。

フランス革命について

ヨーロッパの悲惨な一例、フランス革命ですが、同書は「フランス大革命は最後の宗教戦争だった」としていて、残酷な宗教戦争での多数の大量虐殺事件について触れている。

喫茶アマデオ」さんの「フランス革命」によれば「一連の争乱の中での死者数約200万人。これは第一次、第二次大戦のフランス人死者数とほぼ同じである。革命時総人口は2700万人だったから、人口比では3,4倍になる。」としています。

そして革命の真相については「フランスの知識層の人たちは、フランス革命の実体が実は表向きの歴史で語られているものとは異なるものであることを理解している、しかし、それをあからさまに語ることは現在の自分たちを支配している人たちの忌諱に触れる部分がある、と言うことが解っているから、なのではないだろうか。」と述べている。

これは当然で、ヨーロッパを支配するロスチャイルドの秘密に関わるからだ。このブログの連載記事「ロスチャイルド王朝について」を参照されたい。

フランス革命で一般に言われている「自由、平等、博愛」などは綺麗事、これは共産党の労働者独裁と一緒で表向きである。本当は前者はユダヤ革命、後者はユダヤ独裁で労働者は収奪される側である。勿論両者ともユダヤ・ロスチャイルドが生み出したものである。

以上です。

(関連記事)
ロスチャイルド王朝について


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 このブログは天皇を君主とする日本帝国の再興(政体を天皇制へ戻す)を提案しています。
 現体制の日本に未来がなく、新「日本帝国」で真の民主主義国家として生まれ変わり、ミロク社会を実現させる。
 そして、西洋文明で破壊された地球を救う為に立ち上り、全世界から武器を撲滅して戦争をなくし、万民が平等のミロク地球社会を築く努力をすべきである。

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Author:toroco
愛知県在住、昭和15年生れ、本名:野村宏、愛知工業高校機械科卒、某エネルギー企業入社、万年平社員で定年退職、好きな分野は文明論、世界統治組織に興味を抱き陰謀論にトライ、【制作・研究等での主な参考書籍】馬野周二氏著書、太田龍氏著書、田村珠芳氏著書、ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表(アンドリュー・ヒッチコック著)、ヤコブ・モルガン氏著書、増田悦佐氏著書、竹内文書関係、エイリアンインタビュー(マチルダ・オードネル・マックエルロイによるインタビューと手記)。Twitter「明日に向かって」

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