日本時代だ自信を持て(5)東京2

日本初150号蒸気機関車(1号機関車)いや~文明の栄枯盛衰は面白い。右の図はイギリスから輸入され、明治5年、日本で初めて開業した鉄道車両であるが、そのイギリスが戦前までは世界最強であったが、今では鉄道さえ作れない国に転落している。同国は現在、鉄道の高速化を推進中で、日本から大量の車両を輸入、併せてその車両の現地生産化も始まっている。

鉄道車両が作れないのはイギリスだけではなく世界の殆がそうで、作れるのは日本、ドイツ、フランス、中国ぐらいであろう。

以上は前振りで、以下が本題です。

今日は「宇宙から眺める日本列島と東京の夜景」で「東京」の続きです。前稿の冒頭でHollyNihon氏が「日本は世界唯一の超先進国」と述べているが、思えば、大東亜戦争終戦で全土が焼け野原になってから70余年、我が国は今、数々の問題を抱えながらも発展を遂げ、これは誠に夢のようです。

(イ)日本文明最強の秘密は鉄道にあり

この項のタイトルは増田悦佐氏の名著「日本文明・世界最強の秘密」(2008年、PHP研究所)(以下同書と云う)から頂きましたが、同書は近年における最強の文明論であり、出版されてから約10年を経過したが、その指摘は益々輝きを増している。

同書によると、1950~70年代に起きた我が国の高度成長は人口の都市集中、特に東京への一極集中によって齎された。人口が集中すればするほど経済効率は向上するが、逆に地方分散すれば効率は低下し、田中角栄の列島改造論のように失敗すると言う。

東京への一極集中を容易にしたのが日本の鉄道網である。しかし欧米では車社会が鉄道を駆逐してしまい、日本のように車と鉄道が共存できず、東京のような巨大都市圏を築けなかった。これが欧米文明停滞の一因でもあろう。結果、日本の一人勝ちともいえる現代世界となっている。

では何故こうなったのかを以下で考えてゆくが、その前に世界の巨大都市圏と鉄道について見てゆくことから始める。

a.世界の巨大都市圏の現状

世界の巨大都市圏人口ランキングとその16年後の予測を下表に示す。(出典:東京の都市力
世界の巨大都市圏人口ランキング
東京が3780万人でぶっちぎりの1位、これは凄いことでこんなに人が密集しているにも関わらず前稿で述べたように東京は世界で最も住みやすく魅力的な都市であるのだ。その他、先進国では大阪が2010万人で7位、ニューヨークが1860万人で9位である。

16年後の予測でも東京の1位は変わらず、大阪とニューヨークは圏外へ落ち、途上国のデリー、上海、ムンバイ、北京が上位を占めると予想される。これも凄い予測で先進国でリストにあるのは東京のみ、もし文明の強度が人口の集中に比例すると考えれば、日本を除いて先進国は全て没落するとも読めるのだが。

b.世界の鉄道の現状

世界上位50駅の年間乗降客ランキングが下図である。これも驚きで1位から50位まで殆んど日本の駅が占めている。外国勢では24位パリ北駅、25位台北駅、27位シャトレーレアル駅、29位ローマテルミニ駅、35位ハンブルク中央駅のみである。地域別で見るとヨーロッパ4、アジア1、その他は無し。国別ではフランス2,台湾1、イタリア1、ドイツ1である。

これはもう日本以外に鉄道は存在しないと考えても良い程の圧倒的な差であり、これが何に起因するのか、これから考えてゆく。

ランキングに入った国内の駅数を見ると東京圏が圧倒的で80%を占め、その内訳は東京圏39、大阪圏6、名古屋圏2、その他1である。

世界上位50駅の年間乗降客

以下に駅ごとの年間乗降客数を示し単位は千万人、()に一日当たり乗降客数を示し単位は万人である。
1位新宿駅     約127(約350)
2位渋谷駅     約109(約300)
4位大阪梅田駅   約83 (約230)
7位名古屋駅   約41 (約110)
24位パリ北駅  約19 (約 52)
47位博多駅   約14 (約 38)

以下はその動画である。



続きます。

(過去記事)
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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。