激動アジア 北朝鮮の脅威(19)残置諜者2

アメリカ帝国はベトナム戦争で惨めな敗北を食い、そのトラウマによって、大日本帝国の末裔で同戦争勝利の立役者北朝鮮には手が出せない。出来たなら既にやっている。

今日も残置諜者の続きです。

ウ.満州国

残置諜者金策(畑中理)の活躍舞台、大日本帝国が建国した満州国(1932~1945年)はたった13年の短い命であったが、斬新な五族協和、王道楽土の理想を掲げ「もう一つのアメリカ合衆国」と言われる程、発展繁栄したが1945年大東亜戦争終戦で夢と消えた。

建国時人口が三千万人、毎年百万人が流入、10年後四千三百万人になった。その繁栄の一端を示す、右は満鉄の動画であるが、最高時速130キロだそうで、とても80年前とは思えない。そして、金策や陸軍中野学校卒の残置諜者達も活発に活動したと考えられる。

ところが、1943年頃になると同国守備の関東軍が弱体化し(戦力の南方転用で)、終戦時には軍の体をなさず、日本人開拓民等は悲惨を極めた。山岡荘八氏は著書「小説太平洋戦争」(1983年)(新刊は講談社文庫2015年)で次のように述べている。

    満州国の終焉
というのは、あれだけ強豪を誇った関東軍を現地に擁していながら、終戦時には六十万人以上の軍が二百万に近い現地同胞を見捨てたまま、先を争って遁げ出したという怨嗟の声が、いまだに方々へ根強く残っているからだ。

この満州国解体にからむ大和民族の受難は、おそらく数千年の歴史の中で、最も悲惨をきわめた大量受難事件であったと云ってよかろう。

その原因はソ連軍が、不可侵条約を一方的に破棄して、8月8日、突如として満州に進撃を開始して来たことによるのは云うまでもない。が、それにしても六十万以上の関東軍もあれば、満州軍もあるはずだった。それらが治安の維持にでもあたろうとすることか、あっという間に雲散霧消してしまい、侵入軍ばかりか、略奪者や暴民の蹂躙に任せ、犠牲になった同胞婦女子の数は、判明しているだけで二十余万という結果になったのだから、非難の声が残るのは当然であろう。

むろん正確な数字はわからない。が、二百万近いと思われる在留同胞のうち、昭和三十七年の6月までに満州と関東州からの引き上げ者は厚生省の調べで百二十七万余りで、ほかの七十万近い人間は怨みをのんで消えてしまったことになる。むろんどこかに生き残って働いている者もあろうし、現地人の家族になりきってしまった者も幾分はいるであろう。それにしても、二百万近い、嬰児を含めた老若男女が、国を失い、家を追われて掠奪、強姦、暴行、病疫、殺人、自殺、と至らざるなき迫害に晒されながら、満州・蒙古・朝鮮の大地を彷徨したという史上稀有な事実は、想像するだに胸の潰れる痛ましい思い出になってしまった----

さらに同氏は同書「マッカーサー日本進駐」の項でも次のようにも述べている。

ソ連はマッカーサーに日本進駐を拒否された肚いせに、樺太、千島を占領したのち、満州、北朝鮮、樺太、千島にあったわが軍民併せて約二百十二万人をソ連領内に拉致して、千二百以上の収容所に入れ、数年間強制労働を課して、数十万人の餓死者を出すという非人道的な残虐の限りを尽くしたのだ。

このソ連の暴挙はアメリカが行った広島・長崎への原爆投下や、ナチスドイツのユダヤ虐殺に匹敵すると同氏は述べている。

以下にソ連日本人抑留の資料を示す。なを未だに抑留数や死亡数は定まっていないようである。とにかく日本人はこの事実を忘れてはいけない。

シベリア抑留者数の徹底調査を
ソ連軍兵士の強姦、殺戮、暴行、強奪

満州国の鉄道右は満州国ですが、同国から脱出するルートは遼東半島 の大連か、朝鮮半島38°線以南の二つしか無いが、残置諜者達は北朝鮮に結集していたと考えられる。

続きます。

(過去記事)
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Author:toroco
愛知県在住、昭和15年生れ、本名:野村宏、愛知工業高校機械科卒、某エネルギー企業入社、万年平社員で定年退職、好きな分野は文明論、世界統治組織に興味を抱き陰謀論にトライ、【制作・研究等での主な参考書籍】馬野周二氏著書、太田龍氏著書、田村珠芳氏著書、ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表(アンドリュー・ヒッチコック著)、ヤコブ・モルガン氏著書、増田悦佐氏著書、竹内文書関係、エイリアンインタビュー(マチルダ・オードネル・マックエルロイによるインタビューと手記)。Twitter「明日に向かって」

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