日本の覚醒(2)天皇の存在(終戦詔書2)

天皇の存在(終戦詔書)の続きです。前稿の前段「日本国が現在も存続できているのは天皇陛下の存在が絶大であり、他に死力を尽くした国民と幾つかの幸運が味方したためである」に触れてからこの稿を終えたい。

陛下とマッカーサー最大の幸運は占領軍司令官にマッカーサー将軍が選ばれたことだが、これに勝るとも劣らないのは連合国側が日本を天皇制を残した間接統治すると決めたことである。もともと殆どの連合国(イギリス、ロシア、中国、等)はこの間接統治に反対で天皇の東京裁判をも望んでいて、米国のみがこれを主張したのだ。

これは当然で、絶対に降伏しない日本軍、即ち全滅したレイテ、サイパン、硫黄島の日本兵、神風特攻隊、そしてさらに壮絶な沖縄戦では女学生どころか小学生の戦死者がいたほどで、これに手を焼いた米国が表向き天皇制を認める間接統治を選択するのは自然であった。これは全力を尽くし戦った日本軍と国民が招いた幸運とも言える。

さらに幸運が重なった。終戦直前に連合国側に加わったロシアのスターリンが北海道を要求し、時の米大頭領ウイルソンがこれを了承していたが、日本の要求を入れたマッカーサーがこれを覆したのである。もし北海道がロシア領になっていたら今の日本も無かっただろう。

終戦の記述は以上ですが、詳しくは山岡荘八著「小説太平洋戦争」(1983年)(新刊は講談社文庫2015年)を参照されたい。

続きます。次回は陛下の戦後を追います。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。