歴代天皇寿命と文明の盛衰

現代人は文明は進歩するものと考えているが、違うようだ。ムー大陸の研究者ジェームズ・チャーチワードは「旧石器時代の人間は未開人ではなく高度文明人の生き残りである」と言っている。彼は1万数千年以上前に太平洋に沈んだと言われているムー大陸の超高度文明を調査し、その生き残りである南洋ポリネシア人達を見てこのように言ったのであろう。

これを日本史に当てはめると、旧石器・新石器の縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥奈良・平安時代、武家時代、そして現代と進歩してきたと我々は考える。しかし、チャーチワード流にすると逆に一貫して衰退してきたとも捕らえられる。どちらが正しいのだろうか。以下に歴代天皇の寿命からこの問題を考えてみた。

1.歴代天皇の寿命から文明の盛衰を考える

文明の盛衰を何で評価するかは難しいが、一応人間の平均寿命で計って長寿であれば高度、短命であれば低い文明と大胆に考えたらどうだろう。そして時代々々の平均寿命であるがこれも大胆に恐れ多いが歴代天皇寿命で代表したら如何であろうか。幸い日本は神武天皇以来歴代天皇の寿命が判っている。下表に歴代天皇と寿命および在位期間、そして日本および中国の歴史をメモ的に付した。

表 歴代天皇の在位と寿命 〇寿命80才以上 ●寿命29才以下
天皇御号即位年寿命日本史中国史記事
1神武天皇前660126縄文(前14000頃~)春秋(前770~)
2綏靖天皇前58183
3安寧天皇前54966
4懿徳天皇前510-前47776
5孝昭天皇前475-前393113戦国(前453~)
6綏靖天皇前392-前291136弥生(前300頃~)16代仁徳天皇以前は100才以上の超々高齢の天皇が続くが、これは従来は作為的で嘘と考えられてきたが、縄文初期の平均寿命200才との説があり何ら不自然ではない。
7孝霊天皇前290-前215127秦(前221~)
8孝元天皇前214-前158114前漢(前206~)
9開化天皇前158-前98110
10崇神天皇前97-前30118
11垂仁天皇前29-後70139後漢(25~)
12景行天皇71-130143
13成務天皇131-190106
14仲哀天皇178-200?古墳(250頃~)三国(220~)次の17代履中天皇以降は格段に寿命が低下し、通常の寿命帯に移行している。












古墳時代晩期(500年代)には長寿天皇が数代続いた。
15応神天皇270-310110晋(263~)
16仁徳天皇313-399142任那日本府設(391)南北朝(311~)
17履中天皇400-405?
18反正天皇406-410?
19允恭天皇412-453?
20安康天皇453-45655
21雄略天皇456-47960
22清寧天皇480-48440
23顕宗天皇485-48737
24仁賢天皇488-49849
25武烈天皇498-50617
26継体天皇507-53181
27安閑天皇531-53569
28宣化天皇535-53972仏教伝来(538)
29欽明天皇539-57162任那滅亡(562)
30敏達天皇572-58547
31用明天皇585-58747
32崇峻天皇587-592?随(589~)
33推古天皇592-62874飛鳥(592~)唐(618~)
34舒明天皇629-64148
35皇極天皇642-64567
36孝徳天皇645-65458
37斉明天皇655-661?白村江の戦い(663)
38天智天皇668-67145
39弘文天皇671-67224壬申の乱(672)
40天武天皇673-686?
41持統天皇690-69757
42文武天皇697-70724
43元明天皇707-71560奈良(710~)
44元正天皇715-72468
45聖武天皇724-74955
46孝謙天皇749-75852
47淳仁天皇758-76432
48称徳天皇764-770?
49光仁天皇770-78172
50桓武天皇781-80669平安(794~)





















平安中期になると更に低寿命が加速する。























平安末期~鎌倉時代が寿命の底、即ち7~8百年に渉って一貫して低下してきて、その折り返し点ではないだろうか。10代20代で亡くなる天皇が多い。
51平城天皇806-80950
52嵯峨天皇809-82356
53淳和天皇823-83364
54仁明天皇833-85040
55文徳天皇850-85831
56清和天皇858-87630
57陽成天皇877-88481
58光孝天皇884-88757
59宇多天皇887-89764
60醍醐天皇897-93045五代(907~)
61朱雀天皇930-94629平将門の乱(935)
62村上天皇946-96741北宋(960~)
63冷泉天皇967-96961
64円融天皇969-98432
65花山天皇984-98640
66一条天皇986-101131
67三条天皇1011-101641源氏物語(1010)
68後一条天皇1016-103628
69後朱雀天皇1036-104536
70後冷泉天皇1045-106843
71後三条天皇1068-107237
72白河天皇1053-112976
73堀河天皇1086-110728
74鳥羽天皇1107-112353
75崇徳天皇1123-114145南宋(117~)
76近衛天皇1141-115516
77後白河天皇1155-115865保元の乱(1156)
78二条天皇1158-116522平治の乱(1159)
79六条天皇1165-116812
80高倉天皇1168-118019
81安徳天皇1180-11857
82後鳥羽天皇1185-119859鎌倉(1185~)
83土御門天皇1198-121036
84順徳天皇1210-122145
85仲恭天皇1221-122116承久の乱(1221)
86後堀河天皇1221-123222
87四条天皇1232-124211
88後嵯峨天皇1242-124648
89後深草天皇1246-125961
90亀山天皇1259-127456文永の役(1274)
91後宇多天皇1274-128757弘安の役(1281)元(1281~)
92伏見天皇1287-129852
93後伏見天皇1298-130148
94後二条天皇1301-130823
95花園天皇1308-131851
96後醍醐天皇1318-133951
97後村上天皇1339-136840室町(1338~)











応仁の乱~江戸初期の200年間は戦国時代であるが以外に60才70才の高齢天皇が多い。
98長慶天皇1368-138360明(1368~)
99後亀山天皇1383-1392?
100後小松天皇1382-141256
101称光天皇1414-142827
102後花園天皇1429-146451
103後土御門天皇1465-150058応仁の乱(1467)
104後柏原天皇1521-152662
105後奈良天皇1536-155761
106正親町天皇1560-158676桶狭間戦(1560)
107後陽成天皇1586-161146江戸(1603~)





江戸時代は日本のルネサンスとも言われている安定した時代と考えられるが、以外に短命天皇が多い、逆に60才以上の長命天皇も同じほど存在する。
108後水尾天皇1611-162984
109明正天皇1629-164373
110後光明天皇1643-165421清(1644~)
111後西天皇1656-166348
112霊元天皇1663-168778
113東山天皇1687-170934元禄時代(1688)
114中御門天皇1710-173536享保大飢饉(1732)
115桜町天皇1735-174730
116桃園天皇1747-176221
117後桜町天皇1763-177073
118後桃園天皇1770-177921
119光格天皇1780-181769
120仁孝天皇1817-184646天保大飢饉(1833)
121孝明天皇1847-186635
122明治天皇1868-191260明治(1868~)
昭和・今上と80才越えは驚嘆である。
123大正天皇1912-192647清滅亡(1912)
124昭和天皇1928-198988大平洋戦争終(1945)
125今上天皇1990-83才(現在)

上表において〇印は寿命80才以上の長寿天皇を示す。そして初代神武から16代仁徳までは100才を越える超長寿天皇が並んでいるが、現実離れなので偽説とされている。仁徳の後は通常の寿命帯に移行し、現在に至っているが、その約1600年間において、80才以上の長寿天皇は僅か5名である。さらに現代の昭和・今上天皇を除くと極少の3名で、その内訳は古墳時代、平安時代、江戸時代の各1名である。

●印は寿命29才以下の短命天皇を示すが、これは平安時代末期から鎌倉時代に集中しており、此処が寿命の底である可能性が高い。即ち縄文時代から暫減してきた人間の寿命が同時代を境に増加に転する可能性である。なお、神武以来の同短命天皇は19名で、その内訳は、古墳時代1名、飛鳥時代2名、平安時代8名、鎌倉時代4名、室町時代1名、江戸時代3名である。さらに19才以下を調べると7名でその内訳は古墳時代1名、平安時代4名、鎌倉時代2名である。

初代神武~16代仁徳(前660-399、縄文晩期、弥生、古墳前期)平均寿命114才
20代安康~49代光仁(453-781、古墳中後期、飛鳥、奈良)平均寿命53才
50代桓武~66代一条(781-1011、平安前中期)平均寿命48才
67代三条~89代後深草(1011-1259、平安末期、鎌倉前期)平均寿命35才
90代亀山~106代正親町(1259-1586、鎌倉後期、室町、戦国)平均寿命51才
107代後陽成~121代孝明(1586-1866、江戸)平均寿命48才
122代明治~125代今上(1868-、現代)平均寿命70才

現代において昭和・今生と80才以上の長寿天皇が並ぶが、これは過去1600年間において初めてで驚嘆すべきことである。

2.文明は時代と共に衰退していた

時代が進むに従って衰えると言う文明衰退史観は、チャーチワードだけでは無く、従来は縄文<弥生であったが、現在は逆に、 縄文>弥生、即ち縄文の方が高度だと言われるようになった。従って、初代神武から16代仁徳までの異常な長寿命も偽でないと見直される時代が必ず到来すると考えている。

1章で述べたように鎌倉時代までは確実に短寿命化しきて、その後戦国、江戸と少し持ち直している。この古墳中後期・飛鳥から江戸時代までは低寿命域で上下を繰り返す鍋底寿命帯とも考えられる。そして、人間の寿命が文明の高低を計る指標になりうるとすれば、文明は時代と共に衰退していたと言えるのである。

文明発展史観なるものは日本では明治以後であり、江戸時代の人達は孔子や老子を崇め同史観など持っていなかった。世界的でも18世紀後半、イギリスで起こった産業革命以後高々200年程の近視眼的な史観なのである。

3.まとめ(宇宙時代の文明史観)

現代は宇宙時代の入口にあり、宇宙から膨大な情報が降下している。その宇宙情報等によると、我が地球では幾多の高度文明が起こっては消え去っていって、その最後の超高度文明が、チャーチワードの探求したムー文明であり、ムー文明と対立していたアトランティス文明であったのである。

そして世界で日本一国のみが精神性の高いムー文明を引き継いでいて、その日本文明と対立し現在世界を席巻している西洋文明は、精神より技術を優先するアトラティス文明を起源とするものだ。

日本の縄文文明はムー大陸水没後に生き残った人達が築き、縄文初期の平均寿命は200才とも言われる高度文明であったようだ。当然超高度技術を持つ宇宙人との交流も盛んでこれは種々の物証が出ている。しかし、時代が下るに従って数々の要因が積み重なって徐々に短寿命化、即ち文明衰退化した結果が、1~2章で述べたことである。

では今後如何になるのだろうか、その兆しが見える。一つ目は短寿命化が平安末期から鎌倉前期において底を打ったので今後上昇に転ずる可能性である。二つ目は、昭和・今上と80才以上の長寿天皇が並んだことだ。このようなことは西暦400年から現在までの約1600年間では始めてで、しかもこの間に80才以上の天皇は昭和・今上天皇を除くとたった3名で、これは約500年間に1人生ずる非常に珍しい現象なのだ。だからこれは途轍もないことで、今後100才以上の天皇誕生も夢ではなくなってきた。

世の中はこれから宇宙時代に入って行き、さらに長寿命化が進んで、再び縄文時代が訪れたような、素晴らしい世界の到来を願うものである。


参考文献
失われたムー大陸(ジェームス・チャーチワード著、小泉源太郎訳、1963)
古代日本人とユダヤの真実(中丸薫著、2013)
歴代天皇一覧表
破・常識 あつしの歴史ドラマ ブログ! 歴史の真実(ムー・縄文)編
日本の歴史 - 日本史年表
日本史年表
中国-日本比較年表
趣味の歴史 年表
中国歴史年表

以上
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奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。