馬野周二氏のアメリカ素描(9)暗黒の支配者(イルミナティを知れば歴史のからくりが解ける)4

E・M・ジョセフソン著、馬野周二監訳「ロックフェラーがアメリカ経済をダメにした」(1989)から0章「暗黒の支配者」の続き(4回目)です。



日米関係の本質は黒船(ペリー)のときから変わっていない


私がすでに他の著書で繰り返し述べていることだが、日米関係の様相は表面上は時の移り変わりとともに変わっているように見受けられても、実は一世紀、いなそれ以前からの様相と覆われたものを取り除けばまったく違っていない。


つまり、日米関係の本質はペリー来航以来、寸毫も変化していないのだ。なんと一世紀以上同一の構造が引き続いている、ということは、今後も変わらないということを示している。


その構造は、一言にしていえば、日米は相剋対立すべき歴史構造上の宿命を負っているということである。この宿命が過去においてワシントン条約、四カ国条約、九カ国条約、そして最終的に日米戦争に至り、それは今日、日米経済摩擦として相を変えて現出しているのだ。日米親善といった青臭い論議がいつも間欠的に噴き出すけれども、それは単なる一時の気休めにすぎず、日米は絶対的対立の宿命にある。それが世界の歴史構造なのだ。


この歴史構造は、単純に日米間の軍事的・政治的・経済的な面だけ考察しても全体を把握することはできない。この問題は日米関係をはるかに超えて、東洋文明と西洋文明との相違から発する根本的な対決構造の根から発している。


したがって、単なる小手先の細工では解決することの不可能な問題なのである。アメリカの側からみれば、陰に陽に常時一貫して日本に対する攻撃をしかけるわけで、また日本側も外見上平和な日米関係のもとで、自ら気づかないで猛烈な対米攻撃をしかけている。それは今日の日本の産業力・技術力・金融力の、アメリカへの雪崩を打った進出である。


一方、これに対するアメリカの今日的反撃は、表向きは貿易摩擦として現われているが、それは単に目に見える部分にすぎず、目に見えない隠密のルートによって現に日本国内に深く潜入している。


先に述べた日本の政治家、企業家の狂ったような自由化、国際化の動きは、当人たちがそれを自覚しているかいないかは別にして、まさしくアメリカの秘密力によって踊らされたものとみてよい。


第二次大戦に至る一時期には、アメリカを通じてイルミナティにつながる国際秘密力の、日本の政・官・軍に対する操作力はものすごいもので、われわれが満州事変、支那(日華)事変-日中戦争、そして対米戦争に引き込まれたのは、まさしくこの秘密の工作力によるものとみてよいだろう。


ここで浮上する問題は、戦前の共産主義者ないしそのシンパの凄絶な活動であって、彼らは表面的にはソ連に忠実であったようにみえるが、その現実は、まさしくアメリカの工作員であったといってよい。


つまり、日本は国際秘密力=イルミナティの両腕、アメリカとソ連によって翻弄され尽くしたといってよいのである。



切支丹・伴天連から共産主義へのイルミナティの‶正体″


アメリカとソ連


なぜ二つが並列表記なのか、と読者は疑問をお持ちになるだろうか。


おそらく一人の例外もなく、ナイーブな日本人は、資本主義アメリカと共産主義ソ連の対立を自然であり当然であると思い込んでいる。


ところが、イルミナティという軸で事態を眺めると、これらは一つのものの単なる両面にすぎないことがわかる。


それどころか、ワイスハウプトがカトリシズム(カトリック・キリスト教)の先鋭であるイエズス会士であったことからもわかるように、カトリックさえもその深奥において‶彼ら″の一味とみうるのではないだろうか。


これらは西洋文明の三位一体の核心であり、日本は唯一、それに対立すべき運命を与えられた世界史構造の中にはめ込まれている。


だれしも驚くだろうが、ネルソン(ロックフェラー)とフルシチョフはきわめて親密な仲であった。フルシチョフ訪米のとき、ネルソンが彼をウォルドルフ・アストリアホテルに訪ねた折の写真があるが、両者とも喜色満面で抱き合っている。資本主義と共産主義の首魁、がこんなに親密であるのはまことに驚くべきことであるが、これまでに述べた事情からすれば、同じイルミナティの仲間として、世界統一支配を目ざす同志として、この仲のよさは当然であると考えれば、この謎は解けるだろう。


ジョセフソン博士の著書の中に、フルシチョフやマレンコフが、特殊のキリスト教徒であったことを暴露しているものがあるが、このへんにも通じるものがあろう。ロックフェラー家の過去一世紀における行動を検討し、その動機に深く思いを潜めると、単なる一家系の自然な経過であるとみるよりも、その背後に数千年の西洋文明の業をみる思いのほうがはるかに強い。


本書にみるように、ロックフェラー家は日米開戦に大きな役割を演じ、戦後の日米関係にも強く関与していると考えられるが、その深層にはイルミナティが関与しているであろう。


だれしもよく知るように、かって、戦国時代末期の日本には、キリスト教の流入があったが、これは主としてイエズス会士によるものでる。初めて日本に来た伴天連、聖フランシスコ・ザビエルは、イグナチウス・ロヨラとともにイエズス会を創立した張本人である。それが日本に来て宣教している。このことは、西洋の前衛が、その時代時代の先鋒を常に日本に向けてきたということを示している。


今日の先鋒イルミナティ=ロックフェラーは、果たして、第二の秀吉や家康によって放逐されるであろうか。


マルキシズムもまた、日本に侵入したイルミナティの一翼であるが、これは戦前の一時期猩獗(しょうけつ)を極め、そして大弾圧され組織としては消滅されたが、その変身した少数者は日本の支配中枢に潜入し首尾よく日米開戦にこぎつけている。


今日、アメリカに同調して自由化・国際化をはやす一部の政治家、企業人たちは、昔日の切支丹・伴天連、共産主義者に続く日本に蠢く第三のイルミナティとみてよいが、まず確かなことは、彼らはそう遠くない将来、世界不況などを契機として、いずれ前二者と同じように掃討される運命にあることだ。


次回へ続きます。


本日は以上です。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。