馬野周二氏のアメリカ素描(9)暗黒の支配者(イルミナティを知れば歴史のからくりが解ける)3

E・M・ジョセフソン著、馬野周二監訳「ロックフェラーがアメリカ経済をダメにした」(1989)から0章「暗黒の支配者」の続き(3回目)です。



ロックフェラー帝国の権勢はどこまで続くのか?


‶イルミナティ教の秘密司祭″ロックフェラー家は、ネルソン亡きあと、今日、新聞・雑誌によく出てくる者はジョン・D四世(チェース・マンハッタン銀行会長)と先年来日したジョン・D・R(セカンド)上院議員くらいとなった。だが、四ページにわたる添付家系図にみるように、ロックフェラー家は「ドク」以来、異常な繁殖力を示している。


本書を読み進まれればおわかりのことだが、この家系の血の中には、強大な生殖力が隠されているようだ。古来の名家・勢族が神経病化し体質が病弱化して衰亡していっているが、今のところ、ロックフェラー家その他のアメリカの支配家系は、ますます蔓延ってきている。この状況をみると、彼らにはまだ衰弱の兆候はないようで、このことは日本と世界の将来に深い意味を持つだろう。


古来の名家の衰亡ということでは、たとえばヨーロッパの王族ハプスブルグ家は、神聖ローマ皇帝家として長く欧州に君臨したが、子孫が神経病化しフランツ・ヨーゼフ皇帝を最後にして今日めぼしい子孫は残していない。これは累代の近親結婚の結果だといわれているが、同様なことではないにしても、ロックフェラー家の人々の体質・性格には深く注意を払う必要があるだろう。


というのは、現状で推すかぎり、アメリカ秘密支配層としてのロックフェラー家の力が、ヨーロッパの王族のような心的・肉体的崩壊で消滅することはなさそうだからだ。前述の「深い意味」のわけもそこにある。


といっても、それは力の永続をいうわけではない。なんらかの社会的変化によって、その勢力が維持できなくなることがあるかもしれない。


たとえば石油は徐々に世界経済上のウエイトを減少しつつある。これらによってロックフェラー家に経済力が沈下していくとか、あるいはアメリカおよび世界の経済状況が構造変化を起こしてロックフェラー家の秘密支配力が陳腐化するとかいったことが考えられるだろう。


もっとも注意しておくべきは、ネルソンは愛人宅で亡くなったということや、あるいはニューギニアで生首を得ようとして死亡した者がいるといったことがある。これらの事実は、やはりロックフェラー家も道徳的退廃=神経病化の徴候を示しているということで、この家系もヨーロッパの王族と大差ない運命をたどるのかもしれない。


いずれにしても、すべては移ろうものであり、今世紀初めまで秘密支配力の中核にあったモルガン家やカーネギー家が、今日、昔日の支配力を失っていることをみても、ロックフェラー家の力が永続するとは考えられない。


われわれが、将来を見通すうえで注意すべきは、アメリカ秘密支配層の中核が、今後どのように変わっていくのか、ということであろう。


今の時点での予想をいえば、おそらくは情報・通信産業を支配する強大なグループが将来アメリカに現れるとすれば、それがアメリカ、ひいては世界秘密支配力の中核となるであろう。



「影」イルミナティの闇の手は日本に及んできているのだ!


ロックフェラーを中心とする秘密支配力の研究の視点を、アメリカのみでなく「世界」としているのはこのものが日本にも密接に関係しているからである。


中曽根首相の登場以来、‶国際化″という国家戦略が急激に進められ、政府の施策として着実に実施されてきた。企業もまた、この政策に誘導され、それぞれの思惑から国際化を実行している。


このようにして、政治家はもちろん、官僚・学者・評論家・マスコミ関係者もまた、国際化が見通しうる将来にわたって時の主流となると信じ込んでいる。バスに乗り遅れるな、というわけだ。彼らは、持ち前の付和雷同の性癖から国際化を大合唱している。


日本工業の実力が進展し、その経済が世界的に拡大していく中で、この国際化ということはもとより避けて通れない道ではある。


だが、それは自然になりゆくべきもので、政策をもってとくに加速すべきものであるかどうか。とくに私の気になるのは、中曽根首相の思想と行動の背景に、日本にとって決してよくない「影」があると私にはみえることである。すでにこれまで出した著作の中で、私はこの首相を「外国勢力のトロイの木馬」と評している。このへんの事情については、それらの著作を参考にしていただきたい。


ところで、この「影」であるが、これは何も日本だけに関係があるのではなく、アメリカはもとより、世界的な連携の中にある。


この「影」を研究、摘発しているアメリカおよびイギリスの識者たちが組織する学術団体、たとえば「歴史修正学会」(在米国カリフォルニア)などと数年前からコンタクトしているのだが、彼らから百冊に近い本を入手しいろいろい考察した結果、この「影」は現に実体のあるものであり、それはイルミナティ思想に発し、フリーメーソンなどのさまざまな分派勢力を含み、世界的な政治、経済、思想、さては芸術などまでの操作力として実存することを悟るに至った。


中曽根首相を中心とする一群の者たちは、単にこの「影」に盲目的に動かされるコマ(駒)の一つにすぎず、自身は政治的、金銭的野心に駆られて動かされているのだけれども、しかし日本の首相そして社会の有力者の地位は、日本国民の運命をそれなりに動かす力を持っている。


このようなことがわかってきてみると、これではいけない、この「影」を暴き出し退治すべきだ、という気が起こるのは日本人として、そして良き世界市民として当然のなりゆきである。


この「影」は実に複雑な構造を持ち、その源流の歴史はおそらく数千年を遡るものと思われるが、その今日的末端の実体は、よく目をこらせば明らかに見えるものである。


私は本書の原本を今いった歴史修正学会から紹介されて読んだのであるが、そこに書かれているロックフェラーのありさまは、まさしくこの「影」の一部分であったのだ。


したがって私の気持ちは、原著者ジョセフソン博士の意志と同じで、それがここに本書を出す所以である。なんとなれば、わが国をこの「影」の力、闇の手にわたすことは、単に日本のみならず世界の民衆と文明のために、決してなしてはならないことだからである。


次回へ続きます。

本日は以上です。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。