馬野周二氏のアメリカ素描(9)暗黒の支配者(イルミナティを知れば歴史のからくりが解ける)1

馬野周二氏によると世界を支配するユダヤ秘密結社イルミナティとは西洋文明そのものであり、その源流は遥か古代エジプトに遡る。そして日本はそれと唯一対決する宿命を有するという。


今日は、稀代の歴史家馬野周二氏が述べるイルミナティ論です。E・M・ジョセフソン著、馬野周二監訳「ロックフェラーがアメリカ経済をダメにした」(1989)から0章「暗黒の支配者」を5回に分けて以下に掲載します。この0章は馬野周二氏が執筆しています。



暗黒の支配者(イルミナティを知れば歴史のからくりが解ける)



ロックフェラーという奇怪な家系


ロックフェラーと聞いて、ふつうの日本人が想像するイメージは、世界の石油王であり、おそらく世界最大の大金持ちであり、いろいろな悪評もあることは知っているが、しかし、たとえば美術館とか図書館とか病院、大学などの文化的施設を世界各地に寄付している「慈善家」といったところであろう。


とくに事情通であれば、国際連合の創設に関係し、ニューヨークの国連ビルの敷地はロックフェラー家が寄付したものだといったことも心得ているだろう。


しかしまた一方、とくにジョン・D一世はあこぎな手段で競争者を排し、アメリカの石油業を一手に収めてしまったことも知っているであろう。そしてアメリカ最高裁判所の判決によって、あまりにも巨大、強力になりすぎたロックフェラー帝国がいくつかの会社に分割されたことも知っているはずである。


総じていえば、功罪相なかばする世界的大企業家で、日本は石油を供給してくれるという点でおかげを被っているといったところであろうか。


日本人のだれしも、このロックフェラーの外面を見て、この内部がいかに奇怪なものであるかについて知るところがない。


私自身もまた、三十年も前にアメリカに滞在していたころ。一般アメリカ人のロックフェラーに対する評価がきわめて辛辣なのに驚いたが、しいてその理由を詮索するところまではいかなかった。ところがここ数年来、日本や世界の政治・経済を考え、評論するようになって以来、ロックフェラーなるものを改めて見直す必要を感じてきた。


それはとくに、ロックフェラー家という「現象」は、十八世紀後半以降の世界の工業化の波の中で立ち現れてきたもっとも大きな企業体の持ち主であり、カーネギーやモルガンとともにアメリカを代表する家系であるだけでなく、とくにアメリカの共和主義者、孤立主義者などから目の敵のように排撃されていることがわかったからである。


その原因を調べていくうちに、私がかねてから西洋文明の究極的致死因子と考えているイルミナティと密接に関係のあることがわかった。


このような事情から、私はアメリカの友人たちに誘われて本訳書の著書ジョセフソン博士の一連のロックフェラーものを読むようになった。そこで私が痛切に感じたのは、ここに暴露されているロックフェラー家の生態は、まさしくわれわれ日本人が対決してきた西洋文明の一つの終極点を如実に示しているということであった。


本書をここに訳出する意味は、単なる秘密暴露的な興味にあるのではなく、西洋文明と究極的な対決に至らざるをえない日本の宿命を思い、いささかでもそれに対応するための参考になろうかと思うからである。



アメリカを闇に包もうとする「影」の王者ロックフェラー


ロックフェラーについては、日本でもすでに数種の本が出ており、世界的にみれば相当多数が出版されていよう。もとより私は、それらを克明に調査してもいないし、これからもそんなことをする気はないが、日ごろ私が親しくしていて、その方面の研究を専門にしているアメリカ人は、本書の原著者であるジョセフソン博士がロックフェラー研究の第一人者であるとしている。


私としては、彼らの意向に同じるよりほかはないのだが、私の限られた知見でみても、彼のロックフェラーを中心とするアメリカ秘密支配力の研究は他に抜きん出るものがある。なにしろこの関係で彼は、総計1905ページに及ぶ7冊の大著を出版しているのだから。


原著者エマニュエル・マン・ジョセフソン博士は、ニューヨークで開業していた医師である。1895年に生まれ、1975年に亡くなっている。夫人によれば、長くガンを患ったという。本書(原著書)の出版は1964年であり、1968年以後はまとまった本は書いていないようであるから、病床にあって筆がとれなかったのであろう。彼の心中を思えば、非常に気残りであったはずだ。


日本人のほとんどすべては、リンカーン大統領の有名なことば「人民の、人民による、人民のための政治(府)」をアメリカの現実、あるいは少なくともなかばは実現しているアメリカ建国の理想だと考えているだろう。アメリカ人自身、そうと信じている者が多いと思われる。しかし、アメリカ政治の現実は、実は無残なものだ。それは読者が本書を読み進まれれば、ある程度得心することができる。


過去数十年の国家の歴史をみると「人民の政治(府)」がもし存在したとしても、それはきわめて短期間のことにすぎなかったことがわかる。


人民の政治(府)すなわち民主主義政治は、道義篤く教養高い民衆が存在して初めて成り立つものである。そんな場所や時代は世界史の中でも、ほんの限られた時、所でごく短期間現れれた幻にすぎない。


今日のわれわれが知っている例は、一時期の古代ギリシャだけである。


しかし、もちろんそこでは奴隷が存在していた。肉体労働は彼らがしていたのである。ギリシャ人は、戦争捕虜あるいは金銭で奴隷を得、力による強制で彼らを使役し、そのうえで民主主義を実行していたのである。つまり、頭隠して尻隠さず、本当の人民主権は実現していない。


結局、人間の肉体を代替する機械奴隷、機電ロボットの出現以前は、本当の民主主義は実現しないのである。ここに工業化の世界文明史的な一つの意味がある。


そして、この技術が、とくに今日の日本で発達してきた事実には深く注意する必要がある。つまり、本当の民主主義が存在しうるとすれば、それは日本においてであるかもしれないのである。


アメリカの現実は、一見、騒々しく、民主的に見えはするが、深く見ると奴隷国家の様相が現われ、その内実は歩一歩「影」によって闇に包まれつつあるのではないか。


この「影」の王者がロックフェラー家なのである。


☆☆☆

次回に続きます。


今日は以上です。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。