世界の日本化

昨今、アメリカ帝国の滅亡や西洋諸国の衰退が語られていますが、今日はその先にある世界の日本化について考えたいと思います。


こんなことを言うと、馬鹿言え、日本のエリート(政府や官僚)の情けなさ、日本の国際的地位は年々低下、等で将来はお先真っ暗だとお叱りをうけるかもしれない。そんな中でこれから世界は日本化すると唱える知識人達がいる。


その一人は増田悦佐氏であり、近代から現代の世界覇権国はオイランダ、イギリス、アメリカときて次は日本であると唱える。日本は知的エリートを必要としない世界初の真性大衆国家であり、世界は欧米のエリート主導社会から日本のような本物の大衆社会に転換するだろうとしている。(増田悦佐著「内向きの世界帝国日本の時代がやってくる」2009年NTT出版)


もう一人は日下公人氏で21世紀は世界が日本化すると述べる。その日本化の具体例として、脱軍備、脱武器輸出、脱宗教、脱イデオロギー、経済第一、清潔第一、勤勉第一、平和第一、少子高齢化、女尊男卑、民主主義、自由主義、家族第一、省エネ、巨大都市、教育の普及、知識と文化の尊重、国際貢献、等を上げ、これらを実現した日本人の凄さを外から眺める人々の方がよく知っている。それが最近の「クール・ジャパン」現象であると言っている。(日下公人著「あと3年で、世界は江戸になる!」2007年(株)ビジネス社)


現代では上記2氏ですが、いつも取りあげる馬野周二氏は既に今から30年前に21世紀は日本の時代であると主張していた。もともと技術者であった同氏は歴史工学を打ち立て21世紀の覇権国が日本であることを論理的に説明している。



馬野周二著「日本はどう進むべきか」(1988年、竹井出版)から世界の日本化の記述を以下に示します。



日本の労資のあり方


Q 勤労を至上とする日本主義的な精神、日本の労資のあり方は、世界にどのように理解されているのでしょうか。


理解されるということは、日本的なやり方が現実に存在し、それが有効に動作するということ、日本が実例を示したということです。(世界と異なる労資のあり方:世界では日本のように平等ではない:たとえば日本は社長や役員が社員と同じ食堂で飯を食うが、世界ではありえない、等)(中略)


問題はその日本的やり方、生き方が今後も世界で通用するかどうかですね。私なりの結論をいえば、時間はかかるとしても、世界は徐々に日本を心底から見習うようになる。おそらく無意識にね。それは西洋、イスラム、インド、中国の精神的、文化的解体でしょう。具体的には経済的に対抗できなくなる。この面は誰の目にも、有無をいわさず、ハッキリ見えますからね。それで、その経済を支える文化的、精神的な根を探しにくるという段取りになるでしょう。


ルネ・リシャール博士(フランス人)、あるいは胡蘭成(戦時中の汪政権の閣僚、戦後日本に亡命)などは、日本の本質を日本人以上に見抜いた人ですが、彼らのいうには、日本の精神に、世界文明の根底があるということです。私もいろいろ調べているのですが、正しくそう思います。


世界にはこれから、いろいろな問題がおこりましょうが、結局は日本の根に帰ってくるのではないか。


西洋の極としてのアメリカの没落と崩壊は、世界の人達に、あらためて日本に目を向けるようになる契機になると思います。


以上が同氏著作の記述でした。



戦後(1945年)から現在までで世界化した物について身の回りを見渡すと日本とアメリカが発祥のものが殆どである。西欧のものはごく少数であり、第3世界のものは殆ど見られない。ということは世界は戦後、日米で経済覇権を争ってきたと見ることができる。これは馬野周二氏の主張と合致している。


日本:ロボット、電子機器、新幹線、ハイブリッド車、柔道、剣道、囲碁、カラオケ、アニメ、Jポップス、初音ミク、ウォシュレット、インスタントラーメン、味噌・醤油、日本食、等、他に無数にある。


アメリカ:航空・宇宙、アメリカ映画と音楽、コンピューター、コカコーラ、ファーストフーズ、インターネット、グーグル、YouTube、Amazon


そして巷の言説のごとくアメリカ帝国が没落することになれば残るのは日本しかありえない。さらに昨年、311が起きた。これは、日本における戦後から続いたアメリカ化の流れが逆転し、日本本来の精神、文化が復活することを暗示する。そして世界は益々日本化に向かうのではないか。


☆☆☆

本日のボーカロイド


初音ミク "ひまわり"【オリジナル曲】


今日はボカロ演歌で初音ミクのオリジナル曲「ひまわり」です。演歌なので当然にマイナー曲ですが良く出来ています。聴くととっても自然で心地よい気分になりました。きっとベテランの作曲家なのでしょう。ミクの調教もグッドです。それにしても初音ミクが誕生したのが2007年8月ですがミク自体もかなりレベルアップしてきています。あぁ~それから、暫くボカロ演歌を中心にアップしたいと考えます。動画アップは2011年7月、作詞作曲:オオノオサム氏です。

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Author:toroco
奴隷と戦争の野蛮で下らない西洋文明は終わりだ。新しい日本時代に向けて発言して行きたい。趣味は読書と盆踊り、愛知県在住、男性、Twitter(宙啐toroco)運営開始。